おいでよおもち帝国

日記です。

【読書】そいねドリーマー

まず、タイトルがよい。

先日読んだ「裏世界ピクニック」と同じ作者さんだった。 
こっちも面白いしあっちも面白いのでおすすめ。

muffxx.hatenadiary.jp

 

夢の世界で今夜もあなたを待っている。

女子高生ふたりの“添い寝"が世界を救う――
大好評『裏世界ピクニック』著者が贈る渾身の最新作

不眠症により眠ることができない高校生の帆影沙耶は、どんな相手でも眠らせられる金春ひつじと夢の中で“恋人"として出逢う。ひつじの先輩の藍染蘭に適性を見出された沙耶は、彼女たち〈スリープウォーカー〉の一員に加わることに。この街では、眠りの世界〈ナイトランド〉で人の精神に取り憑く睡獣と、夢に侵入して自由に動ける能力者スリープウォーカーたちの戦いが人知れず続いていたのだった。チームで添い寝をすることで、睡獣狩りを順調にこなしていく沙耶たち。しかしそこに、思いもよらぬ暗雲が――彼女たちは人類の眠りを守れるのか? 気鋭のエンタメ作家が贈る、添い寝ドリームSFノベル!

作中に出てくる夢の脈絡の無さや、意味不明なのに夢の中ではそれが常識だと感じてしまうあの感じとか、夢特有のあれそれが上手いこと描かれていて好き。(語彙力不足)

女子高生5人が隣り合ってシーツに寝転がってるさまは、パジャマパーティ感があってきゅんとくる。ってかひつじのパジャマがチャイナ服風なのめっちゃよくないですか?


巻頭の口絵に5人のイラストが描かれているからなのか、人物の見た目に関する描写が極端に少なく感じる。
電子書籍で困るのはこんな風に巻頭に人物紹介ページがある時で、
紙なら今読んでるページに指を挟んで戻ればいいんだけど、電子書籍だと「今読んでるページを維持しながら別のページをちょっと読む」が出来ないorやりづらかったりする。

もしかしたらKindleじゃない別の電子書籍リーダーなら出来るのかもしれないけど。

 

なんとなくアニメにしたら映えそうな雰囲気がある。
シーツをそれって引っ張るシーンはぜひ映像で見てみたい、気持ちよさそう。

↓睡獣はこんな感じの見た目を想像していた。


やさしいマーチ-The Tender March-


夢だか現だかわからない不思議な雰囲気は「夜は短し歩けよ乙女」とか「パプリカ」とかの映像作品でやっているので本作も上手いことマッチしそう。

まどか☆マギカのイヌカレー空間とか。

ともかくおすすめです。

そいねドリーマー

そいねドリーマー