おいでよおもち帝国

日記です。

【読書】裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル

 何だこれ面白いぞ…!
午前2時。昨日はなかなか寝付けず、活字を読んでいたら眠くなるだろう…と踏んで読んでたのにやめ時がわからなくなって結局終わりまで読んでしまった。もう朝6時だよ。

久しぶりにそんな本に出会えてよかった。

仁科鳥子と出逢ったのは〈裏側〉で“あれ”を目にして死にかけていたときだった――その日を境に、くたびれた女子大生・紙越空魚の人生は一変する。「くねくね」や「八尺様」など実話怪談として語られる危険な存在が出現する、この現実と隣合わせで謎だらけの裏世界。研究とお金稼ぎ、そして大切な人を探すため、鳥子と空魚は非日常へと足を踏み入れる――気鋭のエンタメSF作家が贈る、女子ふたり怪異探検サバイバル!

「くねくね」や「八尺様」「きさらぎ駅」などネット発祥の怪談話が盛り込まれている。それらにピンと来た人は読むべきで、おそらく読んでも後悔しない。

もとの怪談話を知らない人が読んでも楽しめるかはどうだろう。
出来れば知っていた方がより「あ〜!」となって楽しめそう。

個人的には「くねくね」のなぜくねくねを見ると発狂してしまうのかに対する解が面白かった。

エレベーターで異世界に行く方法、は知っていたら思わずニヤリとしてしまうと思う。


「五階で、必ず女が乗ろうとしてくるけど、絶対乗せちゃだめなの」なにそれ恐い。

なにそれ恐い。

1巻完結かな?と思ったら続刊しているようで、作中の謎もまだまだ解明されてない状況。近い内に次巻も購入する予定でっさ。